営業管理者の心得5
営業管理者の心得5は、「営業管理者の組織活性化への取り組み方」です。やや大上段な言い方になりますが、組織の核となるのは、経営理念です。したがって、組織活性化への取り組みとは、経営理念を浸透させることにほかなりません。

営業管理者の組織活性化への取り組み方
営業管理者自身が、経営理念を完全に理解することが大切
営業管理者の研修の冒頭で、経営理念についてたずねることがよくあります。企業に よっては、全員がきちんと答えられる所と、ほとんど答えられない所があります。また研修が始まる前に、経営理念を唱和している企業であるにもかかわらず、その内容について具体的に説明するように促すと、抽象的なことばかりで、具体的な説明ができない場合もあります。
これでは、営業管理者として、部下に経営理念をかみ砕いて説明することは、困難でしょう。営業管理者は、まず自分自身が経営理念を完全に理解し、具体的な事例によって、部下に分かりやすく、かみ砕いて説明できるようにしておかなければなりません。
営業管理者の最重要な役割は、経営理念を浸透させること
組織とは人が集まって、それぞれの業務を果たすことによって成り立ちます。組織活性化で最も重要なことは、全員の進むべき方向性を1つに指し示すことです。組織が非効率になっているとか、優秀なメンバーがいるにもかかわらず組織としての力を発揮できないというのは、この方向性がバラバラだからです。
経営コンサルタントとし て、必ずといってよいほど取り組まなければならない業務が、セクショナリズム打破による組織活性化であるという事実からも明白です。組織を1つにまとめるために、最も重要なものは、経営理念です。営業管理者は、部下に対して、常に経営理念を、分かりやすく語らなければなりません。
経営理念の浸透は5つのステップで実現します
企業として、経営理念を全員に浸透させるためには、5つのステップを実施することが 大切です。第1ステップは、経営理念の意義や重要性を理解させることです。第2ステ ップは、自分の仕事の中で経営理念を具体的にどう生かすのか考えさせることです。
第3ステップは、実際に自分の仕事の中で経営理念を具現化させることです。第4ステ ップは、仕事を進める上で経営理念と矛盾するのではないかという疑問を集めることで す。第5ステップは、すべての疑問に答えて、経営理念こそすべての判断基準だということを浸透させることです。この5つのステップを踏んで、始めて経営理念が本当の意 味で企業経営の核となるのです。
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